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【レビュー】1台3役の全部入りモバイルバッテリー!Anker Power Bank Fusion 10000

こんにちは、くろがきです。

しばらく前から、モバイルバッテリーがほしいなぁ、と思っていたのですが、今後旅行に行く予定などもあったので、これを機に思い切って買ってみることにしました。

Youtubeの情報などを参考に、いくつかのモバイルバッテリーを検討したのですが、Anker Power Bank Fusionがかなり良さそうでしたので、試しに買ってみたわけです。

少し斬新なモバイルバッテリーでもあるので、お試し感覚でしたが、実際に使ってみると、実用性・デザイン性の両方でかなり優秀だと感じたので、レビューしてみたいと思います。

Anker Power Bank Fusion 10000mAhの特徴

チャージャー・USB type-Cケーブル・モバイルバッテリーが一体となった、いわゆる全部入りのモバイルバッテリーです。

パススルー充電時には、最大30WのUSB急速充電器としても使えます。

そのおかげで、このモバイルバッテリーだけを持っていれば、

  • 野外でのスマホの充電
  • ホテルのコンセントから、電子機器の充電
  • ホテルのコンセントから直接、自分自身の充電

といったことがこなせます。

余計なアダプターが必要ない」というところがこのモバイルバッテリー最大の特徴。

バッテリー容量は5000mAh10000mAhの2種類があり、色は5~6色(5000mAhだけグリーンあり)の多色展開です。

Anker Power Bank Fusion 10000mAhの良かった点

Anker Power Bank Fusionを買ってみて良かった点についてまとめていきます。

良かった点①:外出時の持ち物が減らせる

Anker Power Bank Fusionの最大の利点とも言えるのが、外出時の持ち物を減らせること。

とりあえず、これ一個カバンに入れておけば、充電周りのことをだいたいカバーできてしまいます。

モバイルバッテリーとして使う際は、USB Type-Cに対応した機器と接続する際は、ケーブルすら持ち歩く必要がありません。

付属のUSB Type-CケーブルとUSB Type-C端子で、最大2台の機器を充電可能

充電器として使う際も、コンセントに直挿しできて、USB Type-Cケーブルもついているので、そのままパススルー充電できます。

このままコンセントに直挿しできる。コンセントプラグは収納式。

本体を充電するときも、余分な充電器を持ち出す必要がありません。

また、充電スペックも申し分なく、最大30Wなのでスマホであれば急速充電できます。

さらに、付属のUSB type-Cケーブルに加えて、もう一つUSB type-Cポートがあるので、2つの機器を同時に充電することもできます。

さすがにノートPCの充電となると厳しいところがありますが、スマホ・タブレット・カメラの充電くらいであれば、コレだけで十分です。

とにかくカバンに一個入れておけば役に立つ、そういうところがかなり使い勝手いいです。

良かった点②:10000mAhで容量は十分、5000mAhもアリ

購入前に心配していたことの一つとして、バッテリー容量は10000mAhで十分なのか、というところでした。

結論としては、10000mAhで十分でした。

むしろ近場への外出の場合は、5000mAhも選択肢になりそうだ、とすら感じます。

私の場合、

  • スマホ(iPhone13 mini)の充電
  • カメラ(Sony α7C II)の充電

が主な用途となります。

こうした機器を充電する場合、10000mAhという容量がどのくらいの容量になるか考えてみると、以下のようなイメージになります。

  • スマホ(iPhone13 mini):満充電で4回分
  • カメラ(Sony α7C II):満充電で4-5回分

外出時、よほど頻繁にスマホをイジらないのであれば、1回満充電できるバッテリー容量があれば、1日乗り切れると思います。

もし、想定以上にスマホを使用してしまったとしても、2回分充電できれば十分過ぎるでしょう。

またカメラに関しては、Sony α7C IIを想定していますが、外出して一日動画撮影をした場合、バッテリー3本程度あれば十分だと思います。

そのため例えば、

  • スマホ:満充電2回
  • カメラ:満充電2回

のようなモバイルバッテリーの使い方が想定でき、これだけの容量があれば十分だと感じます。

もちろん、使用時期によって想定以上にバッテリー消費が大きいこともありえますが、10000mAhというのは、一日外出して過ごす程度であれば、十分な容量だと感じます。

実際使っていても、バッテリー全部を一日で使い切ったことはないです。

よほどのスマホヘビーユーザーでなければ、10000mAhは十分量だと考えていいと思います。

ちなみに、5000mAhもアリかも、と書きましたが、近場への外出の場合は軽くて小さい5000mAhで十分だと思います。

  • 5000mAh:重量200g、寸法108 ✕ 51 ✕ 31 mm
  • 10000mAh:重量250g、寸法83 ✕ 50 ✕ 31 mm

5000mAhのほうが50gほど軽くて、高さ方向も25mmほど小さいです。

良かった点③:デザインもいい

Anker製品は最近、モバイルバッテリー関連を多色展開しています。

あんまり派手な色ではなく、淡いブルーとかパープルもあって、可愛らしい見た目です。

またデザインも、最近結構良くなってきている気がします。

以前ご紹介したAnkerの736チャージャーは、黒と白のカラーがありましたが、白の場合は前面がグレー色になっていて、ちょっと野暮ったいなぁと思っていました。

【レビュー】MacBook Proを急速充電するならコレ!Anker 736 チャージャー こんにちは、くろがきです。 最近はデバイスを持って外出することも増えたので、持ち物をできるだけ減らしたいなぁという欲求が出てきま...

ですが、Power Bank Fusionの白は、全体が白く、前面は光沢があり、高級感もあります。

個人的にはかなりアリです。

良かった点④:パススルー充電に対応

Anker Power Bank Fusionはパススルー充電に対応しているので、本体充電中に別の機器をUSBポートから繋げば、そちらの機器が優先して充電されます。

この機能のおかげで、充電器としても使えるのです。

そしてさらに、USBポートに繋いだスマホなどの充電が終わると、また本体への充電が開始されます。

例えば、①スマホと②カメラをPower Bankに繋いで充電したとします。

数時間後には、①スマホと②カメラの充電は完了していて、さらには③バッテリー本体の充電も終わっているということになります。

スマホとカメラのパススルー充電をするとこんな感じ

旅先で翌日のために色々準備しておかないと、というときに、充電器としてコンセントに挿しておくだけで、モバイルバッテリーの充電も終わらせられるというのはありがたいです。

なお、パススルー充電時には以下の2点にご注意ください。

  1. 充電完了後は、コンセントから抜いておく
  2. バッテリー寿命を優先するなら、バッテリー100%の状態でパススルー充電する

①に関しては、実際にAnker社に問い合わせてみたのですが、

安全性の考慮はされているが、長時間挿しは非推奨

ということでした。

Power Bankはバッテリーを内蔵しているので、あまりコンセントに長時間挿しっぱなしにするのは避けたほうがよさそうです。

②についても、Anker社に確認したところ、

パススルー充電時は、バッテリー経由での充電が行われる

ということでした。

そのため、バッテリーが100%まで充電される前に他の機器を充電すると、充放電を繰り返すことになり、バッテリー寿命に影響がありそうです。

効率性を重視するかバッテリー寿命を重視するか、という選択になります。

Anker Power Bank Fusion 10000mAhのイマイチな点

Anker Power Bank Fusionを買ってみてイマイチだった点についてまとめていきます。

イマイチな点①:付属のUSB Type-Cケーブルは良し悪し

ケーブルが標準で付属しているというのはメリットではあるのですが、正直邪魔といえば邪魔

机においているときやカバンに入れるときは、ケーブルが無い方がいいな、と思うこともあります。

なんとなくケーブルに負荷をかけたくない気もするが、これはこれでアリ

カバンに入れるとき邪魔かなぁ、と思うが、ケーブルを引っ張ってそのまま使える便利さもある

とはいえ、どうせ機器を充電するときはケーブルが必要ですし、ケーブルを接続する手間を省けるという意味では、この形式もアリだと思います。

この「若干のルーズさ」を許容できるかどうか、ですね。

ところで、現状でこのケーブルの耐久性は不明です。

ケーブル付け根の耐久性が気になるが、つくりは結構しっかりしてる

使ってみた感じ、結構しっかりしているので簡単に折れたりはしないと思いますが、ダメになる可能性も十分あります。

とはいえ、Ankerの場合1年半の保証もあるので、あまりに耐久性不足であれば、交換対応してもらうこともできると思います。

イマイチな点②:iPhone 13 miniの充電にはライトニングケーブルが必要

私の現在のスマホは、iPhone 13 mini。

そのため、USB Type-Cケーブルを直接挿して充電することはできません。

現状は別途ライトニングケーブルを持ち歩いています。

購入当時は、USB Type-C → ライトニング変換端子を買えばいいか、と思っていましたが、この端子って、USB規格外品だそうです。

安全性の問題で、USB Type-C端子を古い規格に変換する端子は使用すべきではないようです。

USB Type-C以外では、端子両端が同じ端子になるものがあってはならないので、そういう端子の存在はかなり厄介みたいですね。

ちなみに、私がAnker Power Bank Fusionを購入したときにはUSB Type-C版しかなかったのですが、今はライトニングケーブル版も発売されています。

できるだけ持ち物を減らしたい人は、ライトニングケーブル版がおすすめです。

「ライトニング → USB Type-C」の変換は許されているようなので、USB Type-Cとしても使えて便利だと思います。

とはいえ、もうライトニングケーブルは駆逐されつつあるので、ここでライトニングケーブル版を買うのは、なんだかな、という気分になります…

まとめ

この記事では、Anker Power Bank Fusion 10000mAhを実際に買ってみて、良かった点・イマイチだった点についてレビューしました。

1台3役の全部入りモバイルバッテリーということで、とりあえずこれだけあれば充電周りのことが一通りこなせる、非常に便利な製品だと感じています。

私の用途だと、容量も10000mAhあれば十分だと感じましたし、見た目もグッドです。

一方で、充電器として使えるとはいえバッテリーを内蔵しているので、安全性のことを考えると、コンセントへの挿しっぱなしはやめたほうがよさそうです。

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